ヤクルトのドラフト1位、奥川恭伸投手が16日、19歳の誕生日を迎えた。

ヤクルト奥川恭伸(2020年3月24日撮影)
ヤクルト奥川恭伸(2020年3月24日撮影)

新型コロナウイルス拡大感染の状況を踏まえ、チームは活動を休止中。日々、自主練習を続けている。奥川は球団を通じて「19歳になりました。まずは健康な体に産んでくれた親に感謝したいと思います」と両親に感謝。「今までの野球人生でこのような経験はなく、当たり前に野球ができて、当たり前の生活ができていたことに感謝しなければならないと日々感じています」とコメントした。

開幕が延期され、先の見えない状況が続く。しかし高卒新人として、1年間戦える体づくりが基本線なのは変わらない。「ランニングであったりトレーニングなど、毎日の積み重ねをコツコツと努力していきたいと思っています。空いている時間に高校時代の映像などを見返して、投球フォームなどを確認しています」。実戦登板は当面かなわないが、14日には戸田のブルペンで左右の打席にスタッフが立ち、初めて打者を想定した投球を行った。

練習も私生活も、できる範囲を精いっぱいやるしかない。「自分たちにできることは少ないですが、1日でも早く新型コロナウイルスが終息することを毎日願っていますし、終息するためにできること、手洗い、うがいなどを毎日欠かさずにやっていきたいと思います」と締めくくった。

(2020年4月16日、ニッカンスポーツ・コム掲載)