新型コロナウイルス感染拡大防止のための外出自粛が続き、家で過ごす時間が増えた方が多いのではないでしょうか。制限された生活の中では何かと気が滅入りがちですが、マイナスばかりでなく、プラスになったこともきっとあるはず。「家での過ごし方に関する調査」を、埼玉県・千葉県・東京都・神奈川県に在住する20~69歳の男女1000人を対象にクロス・マーケティングが実施しました。
趣味や好きなことのうち、直近1カ月で強制的に制限されたものは「旅行」が30.2%でトップでした。感染拡大は世界に広まっていますから海外旅行はもちろんのこと、各都市間の移動も控えようと旅行を断念した方も多いようです。次いで「ショッピング」(29.7%)「ひとり・少人数での外食」(27.6%)「映画鑑賞」(23.6%)「大人数での外食」(22.6%)が続きました。任意で制限した行動については「ない」との回答が最も多くなりました。
外出が制限されたことでのマイナス面は「運動不足になった」(49.8%)「ストレスが溜まった」(46.2%)が半数近くを締めました。「将来的な不安が生まれた・大きくなった」も29.5%で、予期せぬ事態に多くの人が我慢を強いられていることが伝わってきます。
一方で、外出自粛によってプラスになったことも少なからずあるようです。「今までよりお金を使わなくなった」が37.4%で最多でした。「のんびりすることができた」(34.6%)「家族や同居者との時間が増えた」(24.5%)ということも上位で、今までと違う時間をプラスに捉えている人もいるようです。
なお、家で行う時間が増えたものは「テレビを見る」が最も多く、今後やってみたいことは「筋トレやストレッチ」がトップでした。
巣ごもり生活が続くとストレスが溜まりますが、家で過ごす時間をどう楽しむかと考えるのも、この危機を乗り越えるために必要なことかもしれません。