ドイツ・ブンデスリーガのシュツットガルトMF遠藤航(27)が自宅待機中のストレスをためない子育て論を明かしている。22日夜、自身の語学教師でフットリンガル代表のタカ・サカモト氏とのインスタライブに登場。緊急事態宣言から2週間が経過にした日本で外出自粛生活に続くファンに向け「今は我慢する時期です」と激励した後、4児の父としての生活ぶりを明かした。
遠藤自らも3月中旬からドイツでの外出自粛が続いている。散歩など外出は家族以外ならば2人以下、スーパーなどの生活必需品の買い物のみという状況下で「(子どもの)一番下だけ奥さんがみて、上3人はボクが担当。朝から(在宅学習の)子どもの宿題に追われ、遊んで風呂に入れさせて寝せてます。あっという間に1日が終わります」と苦笑い。しかし貴重な空き時間は「メチャメチャ考え、隙間の時間でいかに集中するか」と英語とドイツ語の勉強に費やしている。
自宅待機や外出自粛で子どもの相手をする時間が急増し、ストレスに悩む親に向けても遠藤が持論を口にした。「イライラする時はありますが、子どものストレスをためないことが自分のストレスをためないことになる」と強調。まず朝、子どもと一緒に散歩に行きながら「基本は子どもの言うことを聞く。ソファをとびはねても何も言わない。時間の使い方を子どもメインに、子どもを軸に置くことで変わる。今日はどんな遊びのオファーが来るのかなと面白がる、楽しみながらです」と笑顔でメッセージを送った。
ブンデスリーガは5月9日再開という可能性が出ているものの、まだ決定に至っていない。遠藤は「大変な時期ですが、家族のいる方は家族との時間を大切にする時。今は家にいても意識次第で何でもできる。今の時間を有効に使ってほしいですね」とキッパリ。自らも語学勉強と子育ての目標を掲げ、自粛生活を乗り切る姿勢をみせた。
(2020年4月23日、ニッカンスポーツ・コム掲載)