コロナ禍でリモートワークが増えるなど生活サイクルが変化し、働く女性の疲労や睡眠不足などが大幅に減少しているようです。化粧品や健康食品を販売するナガセビューティケアが20~50代の働く女性500人を対象に調査を行いました。
健康やお金・仕事等への価値観や、家族や友人等との関係性について、コロナ禍で変化があったものを尋ねたところ、最も回答が多かったのが「健康」(45.8%)、次いで「お金」(40.4%)「仕事」(40.2%)「友人」(31.6%)と続きました。「一番変化があったものは?」という質問に対しては、「健康」が19.6%で他の項目と比べて突出して高い結果となりました。
日常生活での疲労についての質問では、「とてもある」が15.0%、「ときどきある」が41.8%で、半数以上の約6割が「ある」と回答しました。ただし、2012年の同様の調査と比較すると約3割減少しており、リモートワークの普及などによって身体的な疲労が減少したことが理由の1つに挙げられそうです。
疲労の原因について聞いたところ、「日常的なストレス」が49.6%で最多。次いで「生活環境の変化」(31.7%)が続きました。同居する家族構成で比較したところ、未就学児の子どもと同居する人は「睡眠不足」「日常的なストレス」「生活環境の変化」が上位でした。また、2012年調査時に疲労原因のトップだった「睡眠不足」は大幅に減少しました。
「体の疲労を感じたときに工夫をしていること」については、「睡眠時間を良くとる」と回答した人が圧倒的に多く、次いで「お風呂につかる(半身浴、長風呂等)」「ストレッチ・ヨガ」「運動(散歩、ウオーキング、軽い運動)」と続きました。