<サワラないでよ(2)>
サワラはいわゆる青魚。サバやアジとは異なり、見た目は白身なので風味は淡泊です。そうだからこそ、家庭では塩焼きにしていただくことが一番多いかもしれませんよね。
冬のサワラは寒ザワラとも呼ばれて脂がよくのっていますが、春のサワラは上品な味わいになります。同じ魚でも季節によって風味が異なるのも興味深いですよね。
またサワラには、他の青魚同様、不飽和脂肪酸の一種であるDHAやEPAが含まれています。これらには脳の老化を防ぎ、血管を若返らせてくれる効果があります。おいしいサワラで健康になるなら言うことありません。
今日は春のサワラをさらにおいしくいただくために、サワラと相性の良い木の芽みそと合わせます。木の芽をたくさん刻んで入れていますので、それだけでも香りが高く、春の息吹を感じられるみそに仕上がっています。
木の芽みそには白みそを用意します。白みその甘味も必要ですし、木の芽の緑が白みそに映えて、よりきれいな色に仕上がるからです。
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