<梅干し、ほし~(1)>
体がだるくて重く感じてしまう梅雨時期に、昔から日本人は梅干しをうまく活用してきました。
ひとつは、梅干しの酸味が口の中で唾液の分泌を促し、そうすることで食欲が湧いてくること。
ふたつめには、この時季に発生しやすい食中毒の原因菌の増殖を抑えてくれること。お弁当に梅干しを入れることも、そのためだったのですよね。
最近では、梅干し以外にはあまり含まれていないバニリンという栄養素が、体の脂肪細胞を刺激し、燃焼させる効果があることもわかってきています。食欲を増進しつつも、ダイエットに効果的。一石二鳥のような効果を梅干しはもっているということですね。
今日は、普段の炊飯に梅干しを入れた炊き込みご飯を作りましょう。梅干しを入れるだけで、お米がふっくらツヤツヤに炊き上がります。
どんな梅干しでもできますが、もしも塩辛すぎて食べにくいような昔ながらの梅干しが残っていれば、とりわけお試しいただきたいです。ご飯にほんのりと塩味がついておいしいですよ。夏のお弁当のご飯にもおすすめです。
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