パーソナルサポートをしているクラブチームユースのお母様から「息子がホットケーキを食べたいと言うのですが、ダメですよね?」という質問が入りました。前回のコラム(「アスリートは間食で栄養補給、コンビニでの選択も“食事”を意識」)で、アスリートにとって間食も大切な栄養源、補食として考え、栄養補給することが強いカラダ作りにつながるとお話ししました。では、スイーツ類は一切摂ってはダメなのでしょうか?
食べたいものがある時に、それを我慢するのはかなりのストレスになります。上手に食べて食事をコントロールする方が長続きし、結果につながります。
どんなに完璧だと思われる「一食」を摂ったからといって、残念ながら急に成績が上がったり、強くしなやかな筋肉になったりはしないのです。完璧ではなくても「バランスの良い食事の基本の形」を意識して、食事を整えていく方が長続きすると思います。
さて、先ほどのお母様にいつもどのように食べているかをお聞きしたら、バターとケーキシロップたっぷり、またはチョコレートソースと生クリームたっぷり、アイスクリームをのせることも…というお答えが返ってきました。ホットケーキを食べてもいいか? ということより、糖質や脂質の摂り過ぎが想像され、アレンジの仕方にちょっと問題ありと考えられました。
バター、ケーキシロップ、チョコレートソース、生クリーム、アイススクリームなどが一切ダメということではありませんが、摂り過ぎにならないよう控えめに使用するようにしましょう。
また、ちょっとした工夫で必要なタンパク質やカルシウムが多く摂れるパンケーキを紹介します。
写真は「豆腐パンケーキとイチゴソース」です。エネルギー源となる炭水化物のほか、豆腐、卵、牛乳から良質なタンパク質が補給できます。牛乳は低脂肪牛乳を使用すると乳脂肪分の摂り過ぎ予防につながります。また手作りのフルーツソースは、使用する砂糖の量を控えめにすることもできます。
サラダや野菜スープをプラスして、朝食としても活用できます。たまにはスイーツもOKとし、「バランスの良い食事の基本の形」を意識した食生活を持続させましょう。