試合前の食事のテーマは「エネルギーをため込む」。そのために、効率の良いエネルギー源となる主食の割合を増やします。それを体内でエネルギーに変換させるビタミンB1を多く含む食材、さらにビタミンB1の吸収率を上げるアリシンを摂ることが、基本の考え方になります(詳しくは下部の関連コラムを参照してください)。
主食を増やしても食べきれないといった場合は、肉じゃがなどイモ類を使ったメニューを加えるのが効果的。カボチャやジャガイモのスープなどもいいでしょう。またバナナやリンゴなど、糖質を含む果物も積極的に取り入れましょう。
リンゴは水分を多く含んでおり、消化も良く、整腸作用もあります。皮ごと食べると、食物繊維やポリフェノールも多く摂れますが、試合前日の夜や当日の朝は、皮をむいて食べる方がいいでしょう。リンゴに含まれる糖は、他の果物に比べて果糖が多いので、血糖値を急激に上げないという特徴もあります。
写真は「リンゴの豚肉巻き」です。豚肉は、肉類の中ではビタミンB1を多く含んでいるので、試合前の食事の主菜の材料としてオススメです。脂は胃に滞在する時間が長く、消化に時間がかかるので、脂の少ないもも肉を使うと良いでしょう。
リンゴからもエネルギーと水分を補給して、試合に臨みましょう。
<試合前の食事:関連コラム>