試合前の食事はどんなことに注意していますか? “その日”のためにトレーニングを重ねてきた選手の体調が、試合当日にピークになるように食事でも応援したいですね。
これまでに何回もお伝えしてきたように(※)、試合数日前からの食事のテーマは「エネルギー」です。次に、どんなものをどのようなタイミングで摂るか、さらに効率の良い栄養素の組み合わせを知ることも大切です。食べない方が良いものを摂って胃腸を壊すなど失敗することがないように、準備が必要です。
前回のコラムでもお伝えしましたが、食べることは、食物を摂取する、栄養を摂るという意味だけではありません。精神的にも良い影響を与えます。
試合前の献立に迷いがなく、確立していれば、選手は「『勝負めし』を食べたから大丈夫!! 頑張れる!!」と力を発揮できるでしょうし、作る保護者も「これを食べて試合を楽しんで!!」と笑顔で送り出せるでしょう。試合の食事のポイントを知り、選手に合わせた「勝負めし」を用意し、試合当日を迎えましょう。
写真は「青ジソと梅のさっぱり肉巻きごはん」です。肉はビタミンB1を多く含む豚肉を使用。食欲がアップするよう、ご飯に梅肉の酸味や青ジソの香りをプラスしました。白ゴマも合いますが、試合の日の食事としては消化を考えて控えています。
試合前になると緊張して食欲が落ちてしまう選手もいます。大きなおにぎりよりも、一口サイズのものの方が食べやすいでしょう。
これからの暑い季節は、水分補給の仕方もカギとなります。試合当日は水分もしっかりとりましょう。
※試合前の食事関連コラム
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