侍ジャパンの守護神として、東京五輪の金メダル獲得に貢献した広島のルーキー栗林良吏投手(25)が、パワーの源である「食生活」を明かした。昨年7月に結婚し、アスリートフードマイスターの資格を持つ沙耶夫人(24)の献身的なサポートにも支えられ、1年目からフル回転で活躍を続けている。剛腕を動かす“エンジン”の裏側に迫った。【聞き手=広島担当・古財稜明】
資格持つ妻のサポートで死角なし
食事はできるだけバランスよく食べるようにしてます。遠征先のホテルではビュッフェみたいな感じなので、極力いろんなもの取るようにしてます。試合前だったら、炭水化物を多めに取ったり、試合後に疲れていれば、ビタミン系を多めに取ったり、たくさんの種類をできるだけ少しずつでも食べるようにしてます。
妻が「アスリートフードマイスター」の資格を持っているので、春季キャンプ中、シーズン中でもホテルで食べる料理の写真を毎回撮って、妻に送るようにしています。例えば「乳製品がないから取った方がいいんじゃない」とか、アドバイスをもらったりしています。家ではいろいろ考えて料理を作ってくれているので、心強いです。
朝はパンを食べています。「ご飯の方がいい」と言われるんですけど、ご飯が食べられなくて。子どもの頃からずっとパンを食べていました。どうしてもそこだけは譲れなくて…。基本的にはパンとヨーグルトを食べて、ジュースとコーヒー牛乳を飲むことが多いです。お昼は試合前だったらうどんを食べてますね。ナイター後とか、ホームゲームの時は、自宅でご飯、みそ汁、唐揚げ、ハンバーグだとかのメインのおかず、サラダと小鉢が3つくらい出てきます。例えばヒジキ、刺し身、きんぴら、納豆とかですね。
ここぞの時は「オムライス」
「勝負めし」はプロに入ってからは毎日試合があるので、あんまり「これを食べよう」とかはないですけど、イベントごとの前日とか、当日は「オムライス作って」と頼みますね。名城大の時はリーグ戦が大体の土日にあるので、前日の金曜日とかにチームメートと「すき家」の牛丼をずっと食べてました。僕は「ねぎ玉牛丼」の大盛りを毎回食べてました(笑い)。
シーズン中の体重はちょっとずつ増えたりはしてますけど、なるべく減らないようには心がけています。食事に加えて、プロテインも飲むようにはしています。しっかり栄養補給をして、残りのシーズンも全力で頑張ります。