ボートレーサーの前田紗希（29）は将来、「子ども食堂」を運営したいという夢を持つ。現在は、「子ども食堂」にボランティアで参加。子どもたちとふれあいながら、夢の実現に向けて汗を流している。「自分の得意料理を出すレベルにはいってませんが、将来はボートレース戸田で、子ども食堂を運営したいですね」と熱く語った。

そのためには、自分が競技で確かな成績を残すことが重要と考え、日々奮闘している。近況は絶好調で自身初のA級昇格も可能な位置につけている。

勝負料理は「カレー」。ただのカレー料理ではない。例えば、市販のスパイスにキムチのたれやイカスミ、ニンニクなどを使って独特の料理を作ることもある。「その時によって味が違いますね。レースのあっせんが続いて疲れている時などに作ります」と説明した。

今回の材料は鶏肉、ニンジン、ジャガイモ、タマネギ、ツナ缶、トマト缶、ニンニク、ショウガ、イカスミ、S＆B赤缶カレー粉、INDIAN　CURRY（カルディ）。かくし味は、はちみつ、チーズ、和からし、牛乳、オリーブオイル、しょうゆ、塩、水溶き片栗粉、お酢。

作り方は鍋に①トマト缶、②擦ったニンニク、ショウガ、③イカスミ、④ツナ缶（オイルごと）、⑤鶏肉の順番に入れて少し煮込む。鶏肉に火が通ったらニンジン、ジャガイモ、タマネギを入れて煮込む。そして、S＆B赤缶カレー粉、INDIAN　CURRY（カルディ）を適量入れて味を調える。

「いろんな物が入ってる分、一口一口微妙に違う味がします。おいしかった」と前田。隠し味の効いたオリジナルカレーライスこそ、明日への活力。ボートレーサーは過酷な減量を行う選手もいるが、特にその必要もない。「ビールは飲めない」と話すが、それ以外のお酒は大好き。オフには栄養のバランスのいい食事をしっかりとって、お酒も楽しむ。日々、鮮烈な勝負を行っているボートレーサーのつかの間の楽しみなのかもしれない。