「終活」を知って学んで考えるイベント、第4回エンディングフェアが10月7、8日と築地本願寺で行われ、約2万人が来場した。イベント内で行われた終活セミナーの1講座として、アスレシピでもおなじみの早稲田大学スポーツ科学学術院の樋口満名誉教授が「『動楽』と『食楽』で健康長寿~筋肉があなたの健康を守る~」をテーマに講演。来場130人、オンライン40人に向けて約1時間、講義を行った。
樋口名誉教授は、軽妙な語り口で生活習慣病や骨密度低下などの予防法を説明。いつまでも自分の足で歩くためには「筋肉を動かしてあげること」と話し、シニアが無理なくできる簡単な体操として、ウォーキング、スイミングとともに「ローイング」というボート漕ぎの動きをレクチャーした。
著書「体力の正体は筋肉」「女は筋肉 男は脂肪」「スポーツする人の栄養・食事学」にも掲載されている様々なデータも提示。時折体を動かす時間を設け、笑いを挟みながらのセミナーで参加者の多くがメモをとったり、うなずいたりして真剣に聞き入っていた。