気を付けていても、年末年始は忘年会や新年会、帰省や旅行などでご馳走やお酒、スイーツの摂取量が増えてしまいます。その結果、今年も「正月太り」をしたと感じている人もいるのではないでしょうか。
しかし、脂肪がつくのは「食べてからすぐ」ではありません。個人差はありますが、2週間くらいかかるとも言われています。
正月太りの原因は「むくみ」
正月明けの体重増加は「むくみ」が原因のことが多いのです。増えた体重を早く元に戻すため、無理なくできる正月太り解消のポイントを5つお伝えします。
<正月太り解消の5カ条>
1、食生活を整える
増えた体重を戻そうと、食事を抜いたり、サラダやスムージーだけにするのはマイナスです。まずは食生活を整えましょう。
お餅やおせち料理は糖質と塩分が高いものが多いため、血糖値が上がりやすく、太りやすいものです。タンパク質(P)・脂質(F)・炭水化物(C)のエネルギー比率(理想バランスはP=13~20%、F=20~30%、C=50~65%)を適正に戻し、副菜や汁物にもタンパク質を含む食材をプラスして調整しましょう。正月料理が残っている場合は、それらを上手に使いながら量も整え、日常の食事に戻していきましょう。
2、水分や老廃物を流す
塩分高めの食事が続くと、体内に水分や老廃物が溜まりがち。それらの排出を促すためにカリウムが豊富なキノコや野菜の摂取を心がけましょう。
また、タンパク質の摂取も大切です。中でもアルブミンというタンパク質は動脈を流れる時は細胞に栄養を運び、静脈では老廃物と余分な水分を回収する役割を持ちます。このアルブミンの量が少ないと、老廃物も水分も回収することができないために、むくみが起こりやすくなります。肉や魚、卵や大豆製品などのタンパク質とビタミンやミネラルを補給し、代謝の良い体を作りましょう。
3、体を温める
体が冷えると血行不良を起こし、老廃物を溜めてしまうため、むくみを悪化させてしまいます。むくみを解消するには、温かいものを積極的に食べることです。野菜がたっぷりとれる鍋物がおすすめで、ショウガなどの体を温める食材を加えるのも良いでしょう。
4、ストレッチやエクササイズ
ついてすぐの脂肪は皮膚のすぐ下につき、水分が多くて柔らかいので、筋肉が動くとすぐに分解され、血中脂肪となって血管から排出されます。一方、時間の経った脂肪は水分が少なくなり、筋肉と脂肪が固く絡み合っているため、筋肉が動いても落ちにくく、時間がかかってしまいます。
寒いからと体を動かさないのではなく、血行をよくするストレッチやエクササイズを取り入れてみましょう。買い出しや初詣などの外出時も少し大股で歩くことを意識してみましょう。
5、夜更かしをやめる
夜更かしをすると代謝が落ちるため、太りやすくなります。規則正しい生活に戻すことでホルモンバランスも整います。温かいお風呂に入り、適切な睡眠をとって朝日を浴びるという生活をして、体のストレスを最小限にしましょう。
脂肪はつきたてのうちは落ちやすく、時間が経つほど落ちにくくなります。太った原因を理解し、早めに体内をリセットしましょう。
【アスレシピ編集部】