女子の多くは、小学校高学年から中学生にかけて身体に大きな変化が起こります。初潮です。
子供たちの貧血検査を実施している公益財団法人東京都予防医学協会の最新のレポートでは、中学2年生から貧血と思われる生徒が多くなると報告されています。初潮開始年齢は12歳前後と言われていますが、初潮後の意識的な食事改善が行われていないことが原因の1つと考えられます。選手なら、初潮を迎える前から貧血にならないよう注意が必要です。
競泳のジュニア女子選手も、月経を迎えると女性らしい丸みをおびた身体に変化していきます。そのため、泳ぎに影響するのではないかとダイエットを試みる選手が出てきます。過度なダイエットを行うと身体を作る材料、つまり栄養が足りなくなるため貧血はもちろん、ケガをする可能性も高まります。
ジュニア選手は「食べ物の分量=エネルギー量」と勘違いしていることが多く、おなかが空くと、量は少ないながらエネルギー量の高いお菓子や清涼飲料水に手を出しやすくなります。それではエネルギー量は摂れても、身体づくりの材料は摂れず、貧血になってしまいます。
貧血を避けるには、練習と成長に見合ったエネルギー量とタンパク質、鉄をしっかり摂ることが第一。今回はそれらがしっかり摂れる「蒸し鶏ゴマだれうどん」をご紹介します。
夏の疲れが出た時は、タンパク質を多く含む食品は食べにくく感じます。そんな時でも食べやすい「うどん」を使い、30g以上のタンパク質、3mg以上の鉄を摂取できる一品です。大人でも夏の疲れがある、残っていると感じる方は「蒸し鶏ゴマだれうどん」を身体のケアに利用してください。