一般的に運動をすると体力は上がり、呼吸器も鍛えられると言われています。しかし、実際にそうなのでしょうか?
強度の高い練習をしていると、疲労の蓄積によって選手はウイルスに感染しやすくなり、特に呼吸器系の風邪をひきやすくなります。これからの季節に流行しやすいものとしては、咽頭結膜熱、手足口病、ヘルパンギーナがあります。中でも咽頭結膜熱はアデノウイルスによる感染症で、プールでの感染が多いことから「プール熱」とも呼ばれます。
アデノウイルスは非常に感染力が強く、咳やくしゃみの飛沫、ウイルスが付着した手やタオルなどからうつります。タオルを忘れた時の貸し借りや、他の人が飲んでいたものを練習中にもらうなど、ついついやってしまいがちな行動から感染しますので、注意が必要です。
また、試合前の泳ぎ込みと試合前の調整期間であるちょうど今は、全国的に罹患率が高くなっています。私たちができることは疲れを日々取ること、それが一番の予防策になります。
今回紹介するのは「ツナとニンニクの芽の炒めもの」です。ニンニクの芽はニンニクと同様、アリシンが含まれます。アリシンはビタミンB1の吸収を助け、疲労回復効果があります。またβ-カロテンは、細胞の活性化による風邪予防が期待できます。
ツナは、材料のマグロやカツオが缶詰にされる時に栄養成分を失わずに加工されます。ツナに含まれるEPAは赤血球をスムーズに身体に運ぶ役割があり、酸素を身体中に運び、バテにくい身体を作ります。
日々の疲労を取り除くことは大切な試合への準備の1つです。できることは、しっかりと行うようにして試合に臨みましょう。