まもなく体育の日(今年は10月9日)。地域によっては運動会が近づいている学校もあると思います。
運動会の練習でもケガ多い
前回のコラム(「骨折しやすいジュニア選手、ケガ後の体重コントロールと筋量維持に 」)では学校でのケガが起きる時間帯についてお話ししましたが、運動会の練習もケガが多い時間です。また小学校、中学校、高校とも、捻挫は非常に多いケガの1つです。
特に足首の捻挫は、選手ではなくても経験があると思います。足首を捻挫すると、患部が熱っぽく腫れることがほとんど。これは足首をつなぐ靱帯が損傷(靭帯が伸びた状態から部分的に断裂をしている)や断裂(完全に切れている)しているためです。
キックの時にフィンをつけると、ゆっくりキックを打っても進みやすくなります。このフィンと同じように動くのは、柔軟性があり、力強い靭帯をもった足首です。靭帯が弱いと、学校の活動だけではなく、普段歩いている道路のちょっとしたデコボコでも足を取られて捻挫をしてしまいます。
今回はスパイシーな香りと味が食欲をそそる「ケイジャンチキン」を紹介します。スポーツ選手は脂質が低い鶏むね肉を好んで食べますが、今回は鶏もも肉を使用しています。鶏もも肉に多く含まれるビタミンKは、捻挫をした時に出血した血液を凝固させ、αトコフェロールは炎症を抑えるのに役立ちます。
強くしなやかな関節作り
スパイシーな肉に負けない香草のパクチーを付け合わせに使いましたが、苦手なお子さんやご家族がいましたら、コラーゲン生成に必要なビタミンCやビタミンKの多いツルムラサキ、αトコフェロールの多いホウレン草に代えてもいいでしょう。
強い選手に必要なのは、強くしなやかな関節です。ケガをする前に細かい身体の動きをしっかり把握して、ケガのないようにストレッチや食事で身体のコンディションを整えましょう。