あけましておめでとうございます。今年もお子さんの体づくりのお手伝いとしてレシピとコラムを提供していきますので、よろしくお願い致します。
さて、皆さんはプールに入った時に「足がつった」経験はありませんか? 競泳選手なら足はつらないだろうと思うかもしれませんが、実際は足がつってプールからあがってしまう選手がたくさんいます。そんな選手に多い特徴が2つあります。
足首の関節が硬い
<その1:身体的特徴>
足首の関節やすね、ふくらはぎがとても硬いことがあげられます。簡単な予防はセルフケアです。最近はふくらはぎをほぐすマッサージローラーもありますが、自宅に必ずある食品ラップの固めの芯を使っても、同様のケアができます。
カルシウムとマグネシウム
<その2:栄養学的特徴>
特にカルシウムとマグネシウムの摂取量や体内消費が関係しています。カルシウムは筋肉の収縮、マグネシウムは筋肉の弛緩に使われ、それぞれ2:1のバランスで摂取すると、理想的な健康な身体に近づくと言われています。
また選手は、発汗によって2つの栄養素の排出が一般の人より多いため、一時的に体内バランスが崩れます。さらにジュニア選手はこれらの消費量が多く、大人と同様の摂取では不足してしまうので、主菜だけではなく、副菜や乳製品でも意識的に摂取しましょう。
今回紹介するのは、カルシウムとマグネシウムに着目した副菜「サケのチーズ白あえ」です。魚嫌いの子どもでも、サケは食べられる子が多いようです。サケは缶詰の中骨水煮を使い、チーズや木綿豆腐を加えることで、これらの栄養素量を簡単に増やすことができます。
来週から、各地で競泳のレースが続きます。食事の見直しは早ければ早いほどコンディションアップにつながるので、これを読んだら即、実践してください。
【管理栄養士・松田幸子】