今年は1学期の終業式、2学期の始業式がそれぞれ10日ほど遅れ、夏休みが3週間程度の学校が多いのではないでしょうか? 競泳の夏休みの練習は、強化練習になることが多いでしょう。そうなると「選手自身の食事の選び方」が「カギ」となります。

選手自身の食事の選び方がカギ

スイミングクラブで毎年行っていた宿泊合宿の中止・短縮、追い込み練習スケジュールの変更も考えられます。通い合宿のクラブも増えますね。

自宅からの通い合宿はクラブだけではなく、50mプールをレンタルして行うこともあります。その場合、午前練習・午後練習の間に自宅に戻ることはできません。

練習の間にドライランドトレーニングを行うなら、着替えや練習アイテムで荷物も山のようになります。そのときにジュニア選手が持っていくのを躊躇するのが「食事と飲み物」。ジュニア選手にとって優先順位が低いからです。

夏場の衛生面を考えて、選手自身が昼食や補食をコンビニで購入することになりますが、何を購入するか、選び方が重要になってきます。金額的に安いものから選んだり、疲労から栄養補助食品で済ませてしまったりする可能性が非常に高いのです。これでは確実に練習に必要なエネルギー量は確保できず、連日続く通い合宿が、体調不良の元になってしまいます。

主食は持参、おかずはコンビニで

今回紹介するのは「時短でらくらく 電子レンジでケチャップライス」です。コンビニでお金を有効に使うためにも、昼食や補食の主食はできるだけ持参することをオススメします。

「味がついているおにぎり」は、エネルギー量の確保に重宝します。おにぎりは野菜がとりづらい傾向にありますが、タマネギやピーマンに合うケチャップライスに仕上げました。ピーマンの苦みは、コーンを入れて気にならないようにしています。

ご飯を炊いておけば、あとは電子レンジにお任せのレシピです。持ち運ぶ時は保冷剤や保冷バッグを使って、安全な体作りにお役立てください。

管理栄養士・松田幸子