スイカやメロン、モモにブドウ。夏はフルーツの豊富なシーズンです。
さっと洗うだけ、カットするだけで食べられ、水分やミネラルが補給できるフルーツは、夏の間食にはぴったり。そのまま食べておいしいのはもちろんですが、欧米ではよくお菓子作り、そして料理にも使用します。香りが豊かなフルーツは、それを加えるだけでぐっと料理が華やかになり、またビタミンやミネラルなどの不足しがちな栄養素を補ってくれる便利な食材なのです。
今回は、季節のフルーツであるモモを使った「モモとルッコラのサラダ」を紹介します。
モモには食物繊維、カリウムが含まれ、程よい酸味のクエン酸が食欲を刺激します。果糖はエネルギー代謝を促進し、疲労回復にも役立ちます。ここにチーズを加えてタンパク質も補います。
チーズ、特にくせのないフレッシュチーズは、和洋中、どんな料理にも取り入れやすいので、食欲が落ちやすい夏にこそ、取り入れていただきたい食材のひとつです。
モモは傷がつきやすく、そこから痛むので、無傷なものを選んで購入しましょう。冷やしすぎると甘みや香りが落ちるので、さっと洗って冷蔵庫で30分から1時間冷やして食すとよいでしょう。
また、皮をむくと色が褐変しやすいので、レモン汁を回しかけます。レモン果汁のクエン酸がプラスされ、一層さわやかになります。食欲を刺激し、しっかり食べることで夏バテを防ぎましょう。