青汁の原料として知られる野菜、ケール。最近では、スーパーなどでも手に入るようになり、自宅でスムージーを作る方も増えているようですね。
青汁の原料と聞くと、「苦くて食べにくい」と思われるかもしれませんが、実はキャベツの仲間、アブラナ科の植物です。体に良いイメージがあるでしょうが、どんな栄養素が含まれているのでしょうか。
抗酸化作用高いスーパーフード
一般的に知られるケールの効果は「抗酸化作用の高さ」です。欧米では、スーパーフードの1つとされ、活性酸素を除去する力が期待されています。
ビタミン、ミネラルもバランスよく、豊富に含まれています。特に「ビタミンエース(ACE)」と呼ばれるA、C、Eやβカロテン、ビタミンKなどが多い野菜です。
強い苦みと独特の青い香りで敬遠されがちですが、加熱すると食べやすくなります。その中でもおすすめの食べ方が、今回紹介する「ケールのチップス」。食べやすいサイズに切ったケールを、塩をふってオーブンで焼き、カラカラに乾燥させるだけ。青臭さや苦みもほとんど気にならず、どこか磯の香りがするから不思議です。
一緒に、粉末のパルミジャーノで簡単に作れるチーズチップスも加えると、タンパク質、ミネラル、ビタミン豊富なおやつがカンタンに出来上がり! このチップスを粉々に砕いて作るふりかけもおすすめです。
手作りおやつで、手軽にミネラル補給をしてみてください。
【料理家・山内千夏】