タンパク源には、肉や魚、大豆製品、卵などがあります。肉には、牛、豚、鶏などがあり、最近では、羊や馬、鴨なども簡単に手に入ります。
こんなに色々な種類の肉があっても、アスリートは鶏肉だけがカラダ作りに重要な肉だと思っている場合があります。さらに、鶏肉の中でもささみが最もよい肉だと信じているアスリートもいます。
しかし、鶏肉には鶏肉の、牛肉には牛肉の、そして豚肉には豚肉の良い部分があるので、自身のカラダと相談しながら肉の種類を選べるのがベストです。この時、プラスして部位のことも上手にチョイスできるようになると、アスリートの期分けやトレーニング計画によってメニューの幅が豊かになります。
●牛肉
品種や部位によって栄養価は異なりますが、タンパク質が18~22%と豊富に含まれています。また、亜鉛などのミネラルやビタミンB群も豊富に含まれています。特に鉄が多くふくまれているため、アスリートには重要な肉です。
●豚肉
タンパク質が豊富に含まれているのは牛肉と一緒ですが、大きく違うのはビタミンB1の含有量が非常に多いこと。疲れが溜まりやすいアスリートには大切な栄養素です。
●鶏肉
タンパク質は牛肉や豚肉とあまり変わりませんが、脂質が低いのが特徴です。鶏肉には、ビタミンAが含まれているので、疲れ目などにも効果的です。
タイミングを考えて、色々な肉から、さまざまな栄養素を摂取できるようにしましょう。
今回紹介するのは、丼の定番「牛丼」です。鉄が多く含まれているので、貧血予防だけでなく、アスリートに重要な「スタミナ」を蓄えるのにちょうどよいお料理です。