ケガなく、最高のコンディションで試合を迎えるためには強靭な筋肉が必要です。そのためには、基本の食事の中の主菜、メインディッシュとなる部分が重要になります。今回は「肉類」についてお話しします。

 肉類には、牛肉、豚肉、鶏肉などさまざまな種類があります。牛肉のももや、ヒレなど赤身の肉はタンパク質を多く含み、筋肉を作る役割を担います。また、ヒレは鉄も多く含むため、貧血予防も期待できます。

 豚肉はビタミンB1が豊富で、主食(ごはん、パン、麺など)の糖質をエネルギーに変える手助けをしてくれるため、試合前や疲労回復に役立つ良い食品です。

 鶏肉はコラーゲンを多く含んでいるので、骨にカルシウムを定着させて強い骨を作り、軟骨の再生を手助けし、関節をスムーズに動かすようにしてくれます。レバーは鉄を多く補給でき、貧血予防に効果的です。

 このように肉類も種類によってそれぞれ特徴があるので、競技や目的によって選ぶといいでしょう。例えば、プレーをする地面が硬いスポーツなら、鉄を多くとって血液強化するために、牛肉のヒレやレバーを摂取。土などプレーをする地面が柔らかいスポーツなら、関節強化のため、試合前に鶏肉を食べましょう。試合後は豚肉を食べて、疲労をいち早く取り除いてあげましょう。

牛ヒレじゃこ丼
牛ヒレじゃこ丼

 今回紹介する「牛ヒレじゃこ丼」はより強靭な筋肉をつけるために役立ち、スタミナ切れや貧血で倒れないように鉄も補給できる一品です。じゃこでカルシウムもプラスしています。ぜひお試し下さい。