今回は、少し食材を加えるだけのカンタンメニュー「激うまネバーランド」を紹介します。強い便秘に悩まされている選手には、発酵食品の納豆がおすすめで、これをアレンジしたレシピです。
納豆は、蒸して煮た大豆を納豆菌で発酵させたもの。食物繊維をはじめ、ビタミンK、ビタミンB2、植物性タンパク質のサポニンや、レシチン、鉄などの栄養素が含まれています。骨を丈夫にしたり、腸内環境を整えたり、感染症などから守ったり。口内炎や肌荒れ予防にもなります。
テニス選手はたくさんのストレス、プレッシャーにさらされるため、特に女子は甘いものを食べたり、食欲が止まらなくなったりする傾向があります。そういった選手には、「腸を整える」ことを提案します。
納豆の食物繊維は、腸の蠕動(ぜんどう)運動を促すので便秘などの予防になります。そのまま食べられるので、下宿や1人暮らし、寮などの選手にも、1日1回は摂るようアドバイスします。ただ、試合で緊張する選手に対しては、逆に腸の蠕動運動を促さないよう、2日前から食べるのを禁止することもあります。
納豆にマグロの赤身を混ぜることで、鉄や脳の神経機能を、オクラや長イモのネバネバ成分で整腸作用を高めます。また、すだちでビタミンCをたっぷり摂り、鉄の吸収を上げて味にもポイントをつけます。「激うまネバーランド」はこれからの季節にぴったりの一品です。