毎年この時期になると、花粉症で苦しむ選手が見られます。症状を緩和するには、粘膜を強化することが大切。そのためには「ビタミンA」の食材を摂るのが効果的です。
また、皮膚のかゆみは活性酸素が必要以上に多くなることが原因とされています。活性酸素は身体を守る働きもあるので必要ですが、増えすぎると害になってしまいます。かゆみ対策としては活性酸素を取り除く働きを持つ、抗酸化作用のある「ビタミンC」を摂るのがいいでしょう。
そこで今回は、ビタミンA、Cともに豊富な「花粉対策ベジヌードル」を紹介します。野菜を麺のように、パスタのように見立てたもので、旬の野菜をたっぷり使って春を先取りしたスープ仕立てにしました。
春キャベツは柔らかく、巻きが緩いものを選ぶといいでしょう。キャベツにはビタミンCと、胃腸の保護をするビタミンU(別名キャベジン)が含まれています。緑色をしていますが、実は淡色野菜のスナップエンドウはビタミンC、食物繊維が豊富。カロテンたっぷりのアスパラガスは、葉酸、アスパラギン酸などを含んでいます。スープは発酵食品のみそとカルシウムが摂れる牛乳ベースにし、しゃぶしゃぶ肉を加えました。
また、花粉症対策でのワンポイント情報ですが、沖縄などで栽培される「べにふうき」というお茶のメチル化カテキンという成分が効果があります。鼻炎薬にも入る成分で即効性があるので出がけに1杯、マイボトルにも入れて小まめに飲んでみてください。
【管理栄養士・山口美佐】