新型コロナウイルスの影響で外出自粛となり、新学期も始まらず、部活もお休み状態の選手もいると思います。テニスは、ジュニア世代が争う夏の大きな大会の1つ、全日本ジュニア選手権が中止になりました。目標がなくなり、何をしていいのか分からなくなった選手もいるかもしれません。

しかし、この機会に、今だからできることを見つけみましょう。自分の体をウイルスから守り、見直す機会にしてみてはいかがでしょうか。

自分で作ると「バランス」も分かる

自分で料理することで新たな発見もあります。練習が再開した時に動ける体を作るチャンスは、なかなかありません。「バランス良い基本の食事」を整え、体重管理をしっかりしていきましょう。

ウイルス対策には、免疫力を高めることが大切です。今回紹介するのは、選手自身が簡単に作れるランチメニュー「 切り干し大根入りオムライス」です。成長期の体を作る栄養素が入っており、お弁当にも活用できます。

ご飯の量は、自分に必要な量を用意しましょう。ささみ、卵で良質なタンパク質がとれます。野菜は緑黄色、淡色野菜のどちらも使い、油で炒めることで、ビタミンAの体内吸収が高まり、免疫力がアップします。

オムライスの主な具材
オムライスの主な具材

ポイントとなるイチオシ食材は、切り干し大根と大根の葉。切り干し大根はカルシウム、鉄ともに豊富。コリコリした歯応えも特長です。大根の葉は鉄、カルシウムとカロテンを多く含んでいます。炒めて、市販のすき焼きのタレなどに絡ませるとご飯のお供にもなります。

卵に牛乳を加えてふんわり感を出しましょう。小さいお子さまは親子で一緒に、自分で作れる選手は自分オリジナルに作ってみるといいですね。

管理栄養士・山口美佐