身体を大きくするために、筋肉や骨などを作るには、タンパク質という栄養素が必要なことは、もうおわかりですね。肉、魚介類、卵、豆、乳製品の5種類に含まれる栄養素ですが、このうち唯一、豆だけが植物性タンパク質となります。
日頃、意識しないと、動物性タンパク質ばかり多くとってしまいます。納豆、豆腐、枝豆、きな粉などの植物性タンパク質は、なかなかメインの食材になりにくいため、動物性タンパク質に押され気味です。
植物性は脂質が低い、動物性は睡眠の質高める
植物性タンパク質の豆は、動物性タンパク質と比較すると脂質が低いことが利点。肉の脂身を除くなど、脂質を気にする選手にとってはうれしい食材ですし、体脂肪を気にしてサプリメントのソイプロテインを取っている選手は、「豆」の摂取を意識したいもの。
一方の動物性タンパク質の利点は、アミノ酸のトリプトファンが多いこと。これは脳内の神経伝達物質のセロトニンを作るので、睡眠の質を高めてくれる効果もあります。寝つきが悪い選手はこれを意識して食べると、精神的にも安定し、寝つきが良くなるかもしれません。
さて、今回は「豆腐の豚肉巻き」を紹介します。身体を作る動物+植物性タンパク質が一緒に取れますし、ニンジンや青梗菜(ちんげんさい)からは、運動によって発生する活性酸素を除去する効果が得られます。また青梗菜は野菜でありながらカルシウムも含みます。
シイタケなどのキノコ類を追加すると、さらに栄養素の吸収は高まりますし、トマトなどを添えれば、さらに活性酸素を除去する効果が高まります。ぜひアレンジしてみてください。