抗酸化物質が含まれている野菜といえば、色の濃い野菜だけだと思ってはいませんか? 実は、冬が旬の定番根菜、大根にはファイトケミカルの一種であるフラボノイドが含まれています。
ファイトケミカルとは香り、色、苦味、辛みなどの成分を指し、抗酸化力が強いために6大栄養素に次ぐ「第7の栄養素」とも言われています。フラボノイドは、アレルギー症状を軽減する作用があると研究もされています。
種類により栄養価異なるネギ
また、ネギは数多くの種類がありますが、どの種類も栄養価はほぼ同じだと思っていませんか? 赤ネギ、青ネギ、白ネギでは栄養価が大きく異なります。
フラボノイドの含有量で比較してみると、青ネギは白ネギの8倍もあります。活性酸素を除去する力を見てみると、青ネギは白ネギの2倍以上も含んでいます。
今回紹介するのは、大根と青ネギ、白ネギを使用した「米粉のネギもりもり大根もち」です。活性酸素を除去を助けるフラボノイドをたくさん含み、手軽で簡単に作れます。試合当日の食事、日頃の補食(おやつ)におすすめです。
大根は1年を通して購入できますが、2、3月に1番糖度が高くなります。加熱すると甘味が出てきますが、より甘く、食べやすくなる季節です。
ネギは好き嫌いが分かれる野菜の1つでもありますが、細かく刻んで加熱すると食べやすくなります。今回の食材が苦手な方も、一度大根もちで試してみてはいかがでしょうか。
【管理栄養士・乳井美和子、小高鏡子】