体を動かすエネルギー源となる炭水化物は、主食となるご飯や麺類、パンなどに多く含まれていますが、その他色々な食材にも含まれています。例えば、肉や魚にも。ただし、食品によって含まれる量が異なります。

 炭水化物の含有量は、ご飯150gで55.6g、ゆでうどん1玉(250g)では54g。通常、200gのご飯を食べている選手がうどんを1玉食べただけでは、いつも通りの炭水化物量を摂取できていないことになります。

<炭水化物量>
 ご飯 200g=74.2g
 おいなりさん 1個(40g)=14.8g
 スパゲッティ 乾燥100g=72.2g
 そば 乾燥100g=66.7g
 そうめん 乾燥100g=72.7g
 食パン 6枚切り1枚(65g)=30.3g
 ロールパン 1個(40g)=19.4g
 もち 1個(40g)=20.1g
 オレンジジュース 1杯(200cc)=22.0g

 強化練習期や試合期の前など、炭水化物を多く摂ることを意識している選手は多いですが、いつもと違う食品でとる場合、炭水化物量が通常より多くとれているか確認してみましょう。また、炭水化物にもさまざまな種類があるので、組み合わせてとると、より効率良く体のエネルギー源として使うことができます。

小分けになっている「そぼろご飯のおいなりさん」は食欲がないときも食べやすい
小分けになっている「そぼろご飯のおいなりさん」は食欲がないときも食べやすい

 今回は「そぼろご飯のおいなりさん」を紹介します。おいなりさんは小さいサイズで個別になっているので、食欲が落ちているときでも食べやすいもの。そぼろ、いなりからタンパク質も補給できます。

管理栄養士・田澤梓