寒さも段々厳しくなってきました。今年はウイルスに負けない体作りへの意識を強く持つことが、例年以上に必要ですね。

そのためには、十分な睡眠と栄養バランスの良い食事をとることです。日々、基本の食事の形に整えていけば、バランスの良い食事につながっていきます。

ゆったり入浴、質の良い睡眠も

カラダを冷やさないことも免疫力アップにつながるので、シャワーだけではなく、38〜40℃のぬるめのお湯に10分以上ゆっくりつかりましょう。副交感神経が優位になり、質の高い睡眠にもつながります。

土の中で育つ根菜類やイモ類

また、カラダを温める食材を使った料理を積極的に取り入れましょう。

「カラダを温める食材」といえば、ニンジン、大根、ゴボウ、レンコン、タマネギなど土の中で成長する野菜類や、ジャガイモ、サツマイモといったイモ類などの根菜類、ショウガやネギなどの香味野菜があります。肉、魚、卵、大豆加工品など、タンパク質を多く含む食材もカラダを温めてくれます。

朝のみそ汁に根菜類やイモ類を使ったり、おろしショウガを加えたりすると良いでしょう。スープ類は片栗粉などでとろみをつけたり、雑炊やお雑煮などにしても良いですね。

写真は「炊飯器で作るサムゲタン風雑炊」です。根菜類と鶏手羽元を使い、餅を加えるとトロッとコクのある仕上がりになります。

風邪をひいて食欲がない時、胃腸の調子が悪い時は、手羽元をささみ肉などに変えると、カラダに優しいおかゆにアレンジできます。

管理栄養士・石村智子