アスレシピの1周年記念イベント「芝田山親方直伝ちゃんこを食べて負けない体をつくろう」が6月3日、東京・杉並区の芝田山部屋で行われ、小中学生8人を含む18人が参加した。参加者たちは稽古見学、ちゃんこ鍋作り見学と試食をし、芝田山親方(元横綱大乃国=54)から食育、しつけのアドバイスをもらった。
ちゃんこは「芝田山部屋直伝豆乳ちゃんこ鍋」をメインに、唐揚げ、鶏肉とジャガイモの煮込み、マカロニサラダと湯豆腐が振る舞われたが、「これはウマイ!」と絶賛されていたのが、湯豆腐にトッピングした秘伝のたれだ。
まずは湯豆腐のスープに溶かしながら半分ほど食べ、残りをご飯にかけて食べるのがポイントだという。材料を混ぜて煮詰めるだけ。何にかけてもOK。器に取り分けていた序二段豪傑山も「おいしいです」とすすめるご飯のお供だ。
<芝田山部屋特製湯豆腐のたれ>
●調理時間:5分
●材料:鍋1杯分
かつお節=適量
青ノリ =適量
卵黄 =2個
しょうゆ=大さじ3
顆粒だし=少々
●作り方
①材料を混ぜて軽く煮詰める。
他の部屋のちゃんこは食べたことがない?!
ちゃんこは相撲部屋によって作り方や味が違うが、力士たちは他の部屋のちゃんこをほとんど食べる機会がない。「出稽古に行っても、食事をせずに帰ってきますから」と高麗の国が言うように、食事も風呂も、自分の部屋に戻ってから取るのが定番だ。芝田山部屋には、放駒部屋の閉鎖に伴い、転属してきた力士らもいるため、そこで新しい味を知る。まさに「ちゃんこの異文化交流」(高麗の国)。部屋の力士は11人おり、2~3班に分かれての当番制。兄弟子の指導の下、若い衆も料理上手になる。