バスケ選手でなかったら管理栄養士だった?

バスケットボール女子日本代表強化合宿で、差し入れのバナナをおちゃめなポーズで記念撮影しながら食べる(左から)大崎さん、渡嘉敷来夢、王新朝喜、馬瓜エブリン(2016年4月12日)
バスケットボール女子日本代表強化合宿で、差し入れのバナナをおちゃめなポーズで記念撮影しながら食べる(左から)大崎さん、渡嘉敷来夢、王新朝喜、馬瓜エブリン(2016年4月12日)

-家庭の食卓はどのようなものでしたか

大崎 とりあえず、お魚は骨の際まできれいに食べるような家族ですね。母が看護師をしていたこともあって忙しく、あまり手の込んだものは出ませんでしたが、素材の味を生かした薄味のものがメインだったおかげで、今でも調味料にあまり頼らず食事ができます。好き嫌いもありません。

少し話がそれますが、我が家は母が看護師、姉が美容師、父が調理関係とみな「手に職」系の仕事をしていたこともあって、高校時代に母から「あなたも何か資格をとったほうがいいんじゃないか」と言われていたんです。高卒で実業団入りしたので実現はしませんでしたが、何かをとるとしたら管理栄養士がいいなと思っていたんですよ。

女子バスケットボールWリーグ・プレーオフ決勝でプレーするJX-ENEOSの大崎さん(2016年3月15日)
女子バスケットボールWリーグ・プレーオフ決勝でプレーするJX-ENEOSの大崎さん(2016年3月15日)

-学生時代から食べることへの興味が強かったのですね

大崎 そうですね。毎年何度かチームで栄養講習会を行うんですが、内容がピンと来ていないようなチームメートもいるんです。そういう様子を見ていると、自分は他の人に比べて食への関心が強いんだなと実感します。

-最後に、ジュニアアスリートにアドバイスを

大崎 好き嫌いがなくバランスよく食べることは前提として、何より楽しく食べてほしいですね。食事には栄養だけでなく、心のパワーを与えてくれる効果があります。仲間や家族と笑い合いながら食事して、新しい活力を手に入れてください!

◆大崎佑圭(おおさき・ゆか) 1990年4月3日生まれ。東京都出身。東京成徳大中-東京成徳大高-JX-ENEOS。ポジションはセンター。コートネームは「メイ」。WリーグレギュラーシーズンMVP(12年)、プレーオフMVP(13年)。チームの主軸としてリーグ10連覇、皇后杯5連覇に貢献。日本代表として2016年リオデジャネイロオリンピックに出場。その年末に一般男性と結婚し、大崎に改姓(旧姓間宮)。身長183cm。