カロリーばかり気にしても肥満上昇

荻野氏 戦後60年で米の消費が半分になり、逆に肉の摂取量が5倍になった。その結果、肥満や生活習慣病も増えた。一方で日本人1人1日あたりのカロリー摂取量は1946年と2004年でほぼ同等の約1900キロカロリー。それなのに肥満度は上昇しています。カロリーばかり気にしても仕方がない証拠。そろそろ、感覚的な快楽や経済性を求めた判断基準のライフスタイルではなく、持続可能だった日本の伝統的な生活文化に立ち戻るべきではないでしょうか。【三須一紀】

結わえるの主力商品「寝かせ玄米」とサプリ「醗酵5」(撮影・三須一紀)
結わえるの主力商品「寝かせ玄米」とサプリ「醗酵5」(撮影・三須一紀)

▼寝かせ玄米は自身で炊くのが大変だという人のためにパック製品(300円前後)5種類が販売されている。快楽食の後に玄米同等の副栄養素が取れるサプリメント「醗酵5」(1箱20包3240円)がオススメだ。飲食・物販が楽しめるのが台東区蔵前の「結わえる本店」。物販店舗は「いろは」という店名で、日本橋高島屋、渋谷ヒカリエ、WACCA池袋、仙台アンダンチ、仙台パルコ(11月22日開店)、関東圏のナチュラルローソンなどがある。また、インターネットでも販売している。

◆荻野芳隆(おぎの・よしたか)1980年(昭55)4月4日、埼玉県所沢市生まれ。明大政経学部を経て、04年に船井総研入社。食品、健康関係のコンサルに携わる。09年に結わえる創業。来年2月に10周年を迎える。

(2018年10月1日付日刊スポーツ紙面掲載)