遅い帰宅時の夕食の工夫
補食として菓子パンを購入し、持たせていました。帰宅が遅く、夜10時頃になるので、おなかが空いて何か買って食べていたかもしれません。
当然、夕食も遅くなりますが、私は翌日の準備もしながら作っていました。約1時間で5、6品。昼間、仕事をしながらふと、「冷蔵庫に何があったかな」と思い出して献立を作ることもありました。周りから「よく疲れないね?」と聞かれましたが、仕事から帰ったら「昼寝」をしていましたよ。
遅い夕食のため、消化吸収の良いものを心がけていました。例えば、ステーキ肉には、一緒に大根おろしやとろろを添えたり、ご飯にかけたりして胃もたれないように工夫。野菜も生ではなく火を通しました。疲労回復のためニンニクをよく使い、栄養価が高く免疫力も高まるので、旬の食材を使うようにしていました。
しっかり食べていると病気もしませんし、大きなケガもしません。里歩は、ちょくちょく捻挫はしていましたが、我慢強いので痛みを抱えながら試合にも出ていましたね。夕食は私も同じ時間に一緒に食べていましたが、運動している人と違うので、私だけ太ってしまいました(笑)。
「ママおいしい」の言葉で頑張れる
壱青は母親の心をつかむのがうまい子で、「ママ、今日もお弁当おいしかったよ」と言ってくれるんです。そうすると「また頑張るね!」という気になるじゃないですか。里歩も、料理が上手だとお友だちに自慢してくれるので、いまだにお友だちから「里歩ママのご飯食べたい」って言われるんですよ。
私はできるだけ手作りしていましたが、アスリートの食事も、コンビニなどで買っていいんですよ。おにぎりだけじゃなくて野菜も。お母さんも忙しかったり、夏の時期は食中毒の危険もあったりするので。子どももコンビニで購入するときに、自分の好きなものを選びつつ、バランスよく組み立てられるようになると、食生活が豊かになります。選ぶ力をつけることですね。
【聞き手:中西美雁、アスレシピ編集部・飯田みさ代】