プレーにも生きる自立促す食育

東福岡では、選手全員が年2回の専門家による栄養セミナーを受講しているため、正しい知識を身につけている。藤田監督はその部分を尊重し、強制やノルマを廃止。「自分自身で考えないと身につかない。食は一生のことですからね。ラグビーは自立のスポーツなので、考える力がプレーに表れます」と話す。

東福岡の選手たちは年2回の栄養セミナーを受け、食育に関する正しい知識を身につけている
東福岡の選手たちは年2回の栄養セミナーを受け、食育に関する正しい知識を身につけている

平日の練習は2時間半で終わらせ、選手たちには遅くとも午後11時には寝るようにすすめている。「朝練があるので、7~8時間は寝て欲しい」と睡眠の大切さも指導している。

花園に向けての「ベスト体重」を語るFWの(左から)井上、永嶋、川崎、森山
花園に向けての「ベスト体重」を語るFWの(左から)井上、永嶋、川崎、森山

初戦は30日。松山聖陵(愛媛)と旭川龍谷(北北海道)の勝者が相手だ。右肩の骨折で7カ月戦列離脱していた主将のCTB廣瀬雄也(3年)も県準決勝から復帰し、花園はベストメンバーで挑めそうだ。7度目の全国制覇の期待もかかるが、Bシードから1歩ずつ。部員124人の力を結集させ、挑戦者の気持ちで1戦必勝を誓う。【樫本ゆき】