夏こそ炭水化物でパワーアップ!!試合前、パスタやうどん、おにぎりなどを食べると良いと聞いたことはありませんか?これらは炭水化物を多く含み、体のエネルギーになります。トップアスリートも試合3時間半前にこれらを摂取し、エネルギーをため込んでスタミナをアップさせています。
エネルギーとなる炭水化物は、パスタやうどんなどの麺類や、ごはんやパンに多く含まれます。体内に入ると、肝臓と筋肉に「グリコーゲン」というエネルギーとなって蓄えられます。グリコーゲンは、車に例えるとガソリンで、人間もグリコーゲンがあると動きます。特に、サッカーなどの持久系スポーツの場合、試合前までにグリコーゲンを体内にどのくらいためることが出来るかでスタミナが左右されます。
もちろん、毎日の食事でも炭水化物は大切です。炭水化物でエネルギー補給することは、筋肉の動きのほか、頭のエネルギーにもなるので集中力に影響します。効果的な練習やフィジカルだけでなく、技術を高めることにもつながります。
今回紹介するレシピは「野菜たっぷりパスタ」です。
パスタはエネルギー源ですが、ハムに含まれるビタミンB1は、エネルギーを使うために必要で、トマトやレタスは運動によってダメージを受けた細胞の修復に役立ちます。野菜は1日350グラム以上とることが理想ですが、このパスタで約200グラムも摂取できます。暑くて食欲が落ちたり、野菜嫌いの方には食べやすい麺類の具やソースを工夫することがお勧めです。【管理栄養士・川端理香】
(日刊スポーツ紙面より)