「バランスの良い食事」は①主食②主菜③副菜④汁物⑤フルーツ⑥乳製品の全てをとることです。ただ、つい時間がないとパンや麺類だけという主食に偏りがちになります。外食で②③④⑤⑥がとれない場合、すぐにそれらを補えるアイテムは覚えておきたいものです。
主菜は体をつくるタンパク質を多く含むため、スポーツ選手は常に意識したい栄養素であり、練習後や補食で取り入れています。ゆで卵や枝豆、かまぼこやソーセージのほか、最近のコンビニでは鶏むね肉のボイルなども販売しており、手軽にタンパク質の栄養摂取ができます。
副菜、汁物、フルーツは野菜やフルーツジュース、スポーツドリンクで補えます。乳製品はヨーグルトやチーズなど携帯しやすいものがあります。食事で栄養が不足しても、これらの良いアイテムを覚えておけば、バランスの良い食事は継続できます。
今回紹介するのは、秋に食べたくなる「おでん」です。牛すじは捻挫や腰痛などの予防、回復に効果的で、はんぺんや卵は筋肉を作ります。こんにゃくや昆布は腸内環境を整え、免疫力を高めます。体脂肪が気になる時にもおすすめです。具材によって効果が違うので、コンビニでは好き嫌いだけで選ぶのではなく、自身の栄養バランスや目的によって選ぶのもお勧めです。【管理栄養士・川端理香】
(日刊スポーツ紙面より)