増量は、摂取エネルギーを増やすことが大切です。とはいっても、脂肪を増やすのではなく、筋肉や骨などの脂肪以外の組織を増やすようにしましょう。
食べる全体量を多くすることはもちろんですが、練習前後に補食をとるなどして、回数を多くとることも、効果的な増量につながります。
最初は量を多くすると食べられない選手もいますが、日々の練習と同じように、食べることも練習です。毎日食べる練習をすることで、内臓も強くなります。増量のためには内臓を強くすることも大切です。
<増量の食事の献立の例>
①主食=ごはん
②主菜=豚のゴマ焼き
③副菜=サラダ添え
④汁物=のっぺい汁
⑥果物=みかん
※アレンジするなら、主食=肉うどん、主菜=チキンカツ、天ぷら、副菜=具だくさんカレー
<材料と作り方(1人分)>
■豚のゴマ焼き
豚もも肉…120g
醤油…大さじ1
小麦粉…適量
卵…適量
ゴマ…大さじ2
油…小さじ1/2
①豚肉は食べやすい大きさに切り、醤油をふりかける。
②①を小麦粉、卵、ゴマの順でつける。
③フライパンに油を熱し、②を焼く。
■ラディッシュサラダ添え
ベビーリーフ…20g
カイワレ大根…10g
ラディッシュ…3個
ドレッシング…大さじ1弱
①ラディッシュは食べやすい大きさに切る。
②ボウルに全ての材料を入れて、よく和える。
■のっぺい汁
木綿豆腐…30g
里芋…30g
ニンジン…10g
ゴボウ…10g
ネギ…10g
コンニャク…10g
だし汁…1カップ
味噌…15g
■ごはん
ごはん…200g(茶碗1杯)
■フルーツ
みかん…1個
※1食分あたり=エネルギー(1136キロカロリー)、カルシウム(570mg)、鉄分(6.6mg)
みかんは練習や試合後の回復に効果的
みかんは、エネルギーとなる糖質を含みます。酸味はクエン酸で、ビタミンPを含むので毛細血管の強化もできます。練習や試合後の身体の回復に効果的です。携帯にも便利なので、補食として持ち歩くのもおすすめです。
(勝ごはん静岡版冊子より)