ようやく涼しくなり、運動しやすい季節に入りました。気温や湿度の高い夏はあまり食欲が湧かないという方も、秋になれば自然と湧いてくると思います。

 しかし、ハードな練習や試合で内臓が疲れてしまうと、逆に食欲が湧かないという場合もあります。私も陸上・長距離選手時代はそうでした。しっかり食事をとらないと栄養素が不足し、疲れが抜けず、パフォーマンスの低下に陥ってしまいます。

豆乳の炊き込みご飯
豆乳の炊き込みご飯

 今回は、食欲が湧かない時でもご飯がすすむ「豆乳の炊き込みご飯」を紹介します。炊飯器に具材を入れて炊くだけなので、忙しい時でも下準備さえすれば簡単に作ることができますよ。

 ご飯には、エネルギー源となる炭水化物(糖質)が含まれ、豆乳や鶏肉には体を作る材料となるタンパク質やビタミンB群が豊富に含まれています。炭水化物やタンパク質を効率よく吸収するためには、ビタミンB群も必要となります。

 特に疲労回復に効果をもたらすビタミンB1は、不足しないように積極的にとりましょう。豚肉や大豆製品、玄米、そばなどにも豊富に含まれています。

 筋肉や脳を動かすために必要なエネルギー源となるのは、炭水化物です。炭水化物は、ご飯やパン、麺類などに多く含まれていますが、減量や筋肉量を増やすために主食を減らし、おかず(主菜)中心の食事にすると、筋肉中のタンパク質を分解してエネルギー源となるため、トレーニングを行っても筋肉が付きにくくなったり、持続力が発揮できなくなったりします。

 そうならないためにも、エネルギー源が枯渇しないよう、炭水化物をしっかり摂り、効率よく燃焼させるためにビタミンB1も積極的に摂取するようにしましょう。スタミナ、持久力アップを目指し、疲れをためない体を作りましょう。