熱中症対策として、水分補給、塩分補給を行っている選手が多くいますが、その前に、まずは体調不良のない状態で運動をすることが大切です。
体調不良とは発熱、下痢、嘔吐、めまい、ふらつき、食欲不振など。発熱していれば体温が上がりやすくなりますし、下痢嘔吐がある場合は脱水症状になりやすくなります。また、いつも様子が違う、いつものように動けないと感じたときは、無理をせず、すぐに周りの方へ伝えましょう。
家族や指導者も確認・声かけ
チームメイトや家族、指導者は、いつもと様子が変わらないかの確認、声かけが必要です。ただ、「大丈夫?」という声かけに対しては、頑張らなくてはと思っているときほど、選手は「大丈夫」と答えてしまうものです。「顔色が悪そうだけど、いつもと体調違う?」「食欲なさそうだけ、何かあった?」など 、状況をきちんと伝えられるように配慮した声かけを心がけましょう。
暑くなってくると食欲は自然と落ちてしまうものです。食べられなくなると、必要なエネルギーや栄養素が補給できず、体調不良のリスクが高くなってしまいます。ご飯が食べにくい場合、具だくさんにした麺やパン、ゼリー飲料などを工夫して食べるようにするとよいですね。
今回は、「トマトジャムのサンドイッチ」を紹介します。スープや牛乳などと合わせて、食事からの水分の補給も意識してください。
トマトジャムも砂糖とレモン汁を加えて煮詰めれば、簡単に作れるので、ぜひお試しください。