ゴールデンウイークに入りましたが、ウイルスに感染しないために他人との接触を避け、外出から戻った時はしっかり手洗いをしている方が、ほとんどだと思います。

食事での衛生を保つポイントは3つ。「つけない、ふやさない、やっつける」ことです。下記でおさらいしてみましょう。

食品から新型コロナウイルスに感染することはありません(※)が、食中毒予防なども含めた一般的な食品安全に関しては、これまで通り、衛生管理に気を付けましょう。

保存前の一手間で除菌対策

小売店で購入した食材は、そのまま冷蔵庫に入れるのではなく、下記のような一手間を加えて保存することをおすすめします。

肉、魚などはトレイから外し、プラスチック容器などの専用容器に移す。
フィルムや袋などで包装されていない生で食べる野菜は、皮つきのまま洗浄し、水を切る。
卵、牛乳などパック、缶に入っている食品は、容器にアルコールスプレーをかける。

アルコールスプレーは乾くことで殺菌できるので、自然に乾くまで待ちましょう。アルコールスプレーがない場合は水道水を含ませたティッシュペーパーで拭くだけでも除菌になります。ただし、1回の拭き取りで全ての菌を除去するのは困難です。2回、3回と繰り返し拭き取りを行うことで、菌の数を減少させることができます。

また、定期的に冷蔵庫内を清掃し、清潔に保つことも大切です。先の見えない不安に考えを巡らすより、今できることを実施し、少しでも安全に過ごすことを心がけていきたいですね。

今回は「イワシチーズのローズマリー風味」を紹介します。免疫力にも関わるビタミンDを豊富に含むイワシが、チーズ、ローズマリーの香りで食べやくなります。ぜひお試し下さい。

※厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)より

管理栄養士・田澤梓