選手たちから受ける質問に「補食は何がいいですか? やっぱり、ドーナツやメロンパンよりも、おだんごやおまんじゅうの方が良いのでしょうか?」と聞かれることがあります。
ドーナツ、シュークリームのような洋菓子やメロンパンのような菓子パンは、作る過程で食感や風味、味を調えるため、生クリームやバター、植物油を使用していることが多く、脂質によるエネルギーを過剰摂取する恐れがあります。
これは、体脂肪増加の原因になります。脂質は、糖質やタンパク質に比べて消化の始まりや吸収が遅いため、満腹感が得られて、本当にとりたい食事や必要な栄養素が取れなくなり、結果として素早いリカバリーができなくなります。
和菓子は、洋菓子ほどには生クリームやバターを使用していないため、補食としては和菓子の方が向いています。
補食の基本的な考え方としては「3食ではとり切れなかった栄養素をとる食事」です。そう考えると、ドーナツやシュークリームなどは補食ではなく、心を満たすためのおやつになってしまいますね。
最近では、選手たちも栄養教育により、やみくもにお菓子を選ぶのではなく、今何が自分に必要なのかをしっかりと考えることができるようになってきました。
コンビニなどで購入するのも手ですが、今回は、時間短縮のために電子レンジとシリコンスチーマーを使って、脂質の少ない和風の補食「カボチャの茶巾しぼり 」を紹介します。持ち運び便利ですので、部活や練習後の補食としてご利用ください。