ゴマを使った代表的な料理にゴマ和えがあります。ゴマみそを作るには、ゴマを炒り、すり鉢で混ぜ合わせるのですが、手間や時間がかかることを考えると、少々面倒ですよね。

 そんな時は、市販のゴマみそを使いましょう。混ぜるだけで、簡単にゴマ和えを作れます。

 市販品ではゴマの分量が少なく、物足りない場合もあるので、さらにゴマを加えることで、風味、おいしさ、栄養素が増します。

 ゴマは1gあたり、鉄を0.1mg、マグネシウム3.7mg、カルシウム12mgを含んでいます。

 文部科学省が出している日本食品標準成分表は、食品100gあたりの栄養成分が記載されていますが、ゴマを100g食べるのはなかなか難しいので、みなさんが食べる量を考えて、1gあたりの数値を出しました。

 ゴマが含んでいる栄養素の1つ、鉄は体内に酸素を運ぶヘモグロビンの成分です。血液中のヘモグロビン濃度が低下すると、疲れやすくなったり、貧血の原因となったりします。また、鉄やマグネシウム、カルシウムなどのミネラルは、汗により体外に排泄されます。マグネシウム、カルシウムは筋肉の収縮にも使われるため、体内濃度が少なくなれば、足がつるなどパフォーマンスの低下を招きます。

 鉄やカルシウムは体内での吸収が悪いので、毎日少しずつ摂取する必要があります。ゴマ和えなどでコンスタントにゴマを食べる習慣がつくと、自然とこれらの栄養素もとることができます。

 ただ、ゴマには脂質も含まれていますので、食べ過ぎると脂質をとり過ぎ、エネルギー過多になるので注意してください。

ホウレン草のゴマ和えと卵のサンドイッチ
ホウレン草のゴマ和えと卵のサンドイッチ

 今回紹介するのは「ホウレン草のゴマ和えと卵のサンドイッチ」。ホウレン草のゴマ和えはそのまま食べてもいいですが、朝食や練習後の補食にもなるサンドイッチの具にしました。これは、おにぎらずの具としても使用できますので、いろいろと活用してください。