夏場は気温が高くなり、夏休みなどで練習時間が増え、ハードになるため、疲労から食欲が低下することがあります。体重の減少や夏バテ予防のため、どうしたら食事をとれるか、悩む選手も大勢います。
食事量が減ると、本来必要な栄養素が取れないだけでなく、水分量も不足します。
夏バテの原因としては、
①気温が高くなり、暑さによって消化機能が低下する。
②大量の発汗による脱水や水分の摂りすぎによる、体内の水分やミネラルのバランスの悪化。
③湿度が高くなり、汗の蒸発が妨げられ、体内に熱がこもり体温調節ができなくなる。
などが考えられます。
夏バテを防ぐための食事の工夫としては、
①基本スタイルの品数を少なくして、温泉卵入り冷うどんや中華丼のように一品にまとめる。
②味付けの工夫として、キムチ、唐辛子などの香辛料、ショウガ、ワサビ、ネギなど香味野菜、レモン、酢などの酸味を使用し、食欲を増進させる。
③アイスクリーム、かき氷、清涼飲料水など冷たくて甘いものばかり食べない。
などがあります。
今回は香味野菜のショウガを利用して肉みそを作り、冷奴にのせた「肉みそ豆腐」を紹介します。炒めて、味をなじませると、タンパク質がたっぷりで塩分も取れるとてもおいしい肉みそができます。保存期間は数日ですが、作り置きメニューにもなります。
エネルギー補給のために糖質をとりたい場合は、この肉みそをご飯やうどんの上にのせて食べたり、野菜を食べたいときはレタスで巻いたり、サラダにトッピングするなどアレンジが効きます。暑い夏に食欲が進みます。お試しください。