寒い冬は、練習や試合の休憩時間をいかに過ごすかで、風邪予防やケガの予防につながります。ポイントは「いかに体を冷やさないか」。運動をしてたくさんかいた汗は、外気によってとても早く冷えるのです。

ポイントは「いかに体を冷やさないか」

試合の合間の待ち時間では、汗をしっかり拭き取り、アウターなどを羽織る、手袋やネックウオーマーをするなどして体温を逃がさない工夫をしましょう。次の試合のための確認のミーティングも、体を温める準備をしてから。使い捨てカイロなどを手にするのも良いですし、気温が低く冷える時は、温めたスポーツドリンクなどを飲むのもいいでしょう。

寒くなり体が冷えると、末梢血管が収縮し、筋肉への血流量が低下します。筋肉の活動に必要な血流量も減少するため、筋肉が硬くなって柔軟性が低下し、急な動きによる肉離れなどの危険性が高まります。ケガ防止のため、練習や試合の前には十分なウオーミングアップで体を温め、筋肉の柔軟性を向上させましょう。

水分不足もケガのリスクを高める

また、水分不足もケガのリスクを高めます。夏は気をつけていても、冬場は気温が低いため、水分補給を怠りがちです。気温は低くても汗はかいているので、発汗した水分を補うことも忘れずに行いましょう。

スポーツ選手ならば、トレーニングや食事だけでなく、手袋やウエアなどの管理をすること、自分の健康管理をしっかりできるようになることも大切です。特に、新型コロナウイルスが流行している今年は、体調不良や風邪には要注意です。

今回は、体が温まる「豚ニラ入りカレーうどん」を紹介します。レシピでは、私の住む富山県の氷見市周辺の郷土料理でコシと粘りのある「氷見うどん」を使っていますが、うどんなら手に入るもので大丈夫です。

カレーとともに、ニンニク、ショウガ、ニラのパンチのある味と風味で食欲も増します。寒い冬におすすめの一品。ランチや補食にお試しください。

管理栄養士・舘川美貴子