薬膳を勉強中のアスレシピサポーター、河村智子さん(東京都)が、冷え予防や免疫力アップに効果の高い薬膳の食材をレポートしてくれました。
カボチャは美肌、春菊はイライラ解消
急に冷え込んできましたね。これからの時期、気をつけたいのは冷えや風邪ですが、身体を温め、免疫力をアップさせることで防ぐことができます。薬膳の中にも、これらに効く食材がたくさんあります。今回はその中から、スープや鍋料理などに取り入れやすいものを紹介します。
●カボチャ…身体を温め、消化吸収を助けます。また、やさしい甘味が気持ちを落ち着かせて、元気を養ってくれます。抗酸化作用があり、疲労回復や美肌にも良いとされています。
●キノコ類…消化吸収を助けてくれます。また豊富な食物繊維は腸内環境を整え、免疫力を高める効果があるため、風邪予防にはぜひ摂りたい食材です。マイタケは体力や元気を補い、シイタケは発疹に、キクラゲは出血に効くといわれています。マッシュルームは咳や痰を鎮めます。
●サケ…胃腸の冷えや元気不足、血の巡り、水分代謝を改善してくれます。石狩鍋やホイル焼きなど、みそと合わせるとむくみ解消効果が高まります。
●春菊…気と水の巡りを良くし、のぼせやイライラを鎮めます。また、胃腸の機能も整えます。鉄分、カルシウム、ビタミンAも豊富なので貧血気味の人におすすめです。
●薬味…ショウガ、ネギ、唐辛子、わさびなど辛い食材は、身体を温めて水分や気の滞りを発散し、皮膚や呼吸器の働きを助け、メインの食材の働きが行き過ぎないようにバランスを取ってくれます。また、付け合わせる肉や魚などに含まれるタンパク質の消化も助けます。
本格的な寒さに向かう今、上手に取り入れて、風邪知らずの冬を迎えられるといいですね。
アスレシピは、これらの食材を使ったレシピをピックアップしました。これからの季節におすすめです。