<ママ特派員・サポーターから>
私は料理があまり得意ではなく、献立を考えるのが苦手でした。
息子が高校のサッカー部に入って1カ月が経った頃、「明日から食事ノートを書くから」と、記入例(食材と重量記入)のプリントを渡されました。保護者対象の栄養講習会も開かれ、料理が苦手な親にとって大変な高校サッカー生活がスタートしました。
食事ノートの記入があるため、バランスの取れた献立を心がけなければいけません。でも、レシピ検索をしてもたくさんありすぎて何を作ればいいのかわかりません。手の込んだものは作れないですし、理想とされる一汁二菜を毎日続けるのも至難の業…。
そこで、まずは栄養講習会で話があった
「一食でタンパク質を2種類摂取する」
さらに、ごみ収集の前日の夕食はゴミが出る
「魚か骨のついた肉を使う」
というマイルールを決めました。
ルールが守れていれば、見た目や組み合わせが悪くてもよしとしました。
副菜にタンパク質で課題クリア
タンパク質2種類は比較的簡単でした。主菜のほかに、タンパク質を使った副菜を作ればよいのです。
豆腐や刺身など、調理の必要がない食材を購入するだけでも可。そのまま出すのでは寂しいと感じたら、ちぎったレタスの上に乗せてサラダにします。
切り落とし肉があれば、ゆでて冷やし「冷しゃぶサラダ」が作れます。
火を通した副菜には、大豆加工品を使うと簡単です。厚揚げと葉物野菜の煮浸し、がんもどきと根菜の煮物など。調味料は市販の液体だしを使います。
主菜にボリュームが足りない時は、具だくさんの汁物を作ります。豆腐、油揚げ、白菜、チンゲン菜、ネギ、エノキダケなどは中華だしと相性がよく、タマネギ、キャベツ、ジャガイモ、ニンジン、トマトや大豆の水煮などはコンソメ味と相性がよいです。
時間がなく、副菜まで作れない! という時には、主菜にタンパク質を2種類使います。たとえば八宝菜や麻婆豆腐、ロコモコ、肉豆腐、すき焼き、鍋料理などです。
このように考えるようにしたら、毎日の献立作りが苦ではなくなってきました。
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