ひなあられに込められた3色の意味

どうしてひなあられが3色なのか、ご存知でしょうか。そもそも桃の節句は女の子の健やかな成長を祈る年中行事。ひなあられの桃(赤)は命や血などの生命力、エネルギーを意味しています。緑は木々も芽吹きや自然の生命力。白は雪の大地、大地のパワフルなエネルギー。他にもいわれはあり、赤は魔除、緑は健康、白は清浄という意味もあるとされています。

最近は黄色も入った4色のひなあられもありますが、日本の四季に合わせて春(赤)、夏(緑)、秋(黄色)、冬(白)を意味していると言われています。

なお、ひし餅が三段で3色の理由は、新芽が広がる大地(緑)の上に、雪が降り積もる大地(白)、その上に咲く桃の花(赤)と、「雪から新芽が出て花が咲く景色」を表しているからだと言われています。ひし形の理由は、「仙人が食べて不老長寿を得たというひしの実をモデルにした」「心臓の形」「四角を伸ばすことで長寿を祈願」「大地を表現」などと諸説ありますが、どれも自然のエネルギーを受けて、女の子の健やかな成長を祈っています。

それでは最後に、「揚げおかき」と「ひなあられ」の作り方を紹介します。お子様のために、お子様と一緒に作ってみてほしいと思います。

作ってみよう!お餅で揚げおかき

<材料>
・切り餅 3個
・揚げ油 適量
・塩   適量
・お好みでコショウ、青海苔など

<作り方>
(1)切り餅を1~3mm程度に薄く切っておく
(2)天日干し。重ならないように広げて、風通しのいい所で3~5日間干して乾燥させる
(3)160℃の揚げ油に入れてきつね色になるまでこんがり揚げる
(4)油を切って、塩をまぶして出来上がり!

作ってみよう!お餅で3色ひなあられ

<材料>
・切り餅 3個
・砂糖  50g
・水   大さじ3
・抹茶パウダー、桜の花パウダー 小さじ1/2(または食紅、食用緑色素)

<作り方>
(1)切り餅を2~5mm程度の角切りに薄く切っておく
(2)天日干し。重ならないように広げて、風通しのいい所で3~5日間干して乾燥させる
(3)160℃の揚げ油に入れてきつね色にならないように揚げる、もしくは150℃に予熱したオーブンで15~20分焼く
(4)小鍋に砂糖と水を入れて弱火でとろみがつくまで煮詰める
(5)あられができたら(4)をからませる。3つに分けて、それぞれ赤、緑、白になるように抹茶パウダーや桜の花パウダーをまぶして完成