「海藻クイズ」にトライ

さて、ここでクイズです。

<質問>
おにぎりなどで親しみのある「板海苔」は、何色の海藻から作られているでしょうか?

(1)緑藻(緑色の海藻)
(2)褐藻(茶色の海藻)
(3)紅藻(赤色の海藻)
(4)(1)~(3)には含まれない黒い海藻があるのでは?

<回答>
正解は(3)紅藻(赤色の海藻)です。

おにぎりやお寿司など、家庭でも大活躍する「海苔」は一見、真っ黒に見えますが、「スサビノリ」という紅藻(赤い海藻)から作られています。

「海苔」には色々な種類がありますので、原料となっている海藻別に、それぞれ説明してみましょう。

おにぎりの「板海苔」
赤い「紅藻」から作られる。
複数の色の色素を合わせ持っているため、混ざって黒色に見える。黒々とした海苔のほうが栄養価も高いといわれ、上級品とされる。
食物繊維が豊富な上、ヨウ素やカルシウムなどのミネラルが多く含まれている。

みそ汁の「青さ海苔」
緑色の「緑藻」から作られる。
カルシウムやマグネシウム、銅が豊富に含まれている。

お好み焼きやたこ焼きにかける「青海苔」
緑色の「緑藻」から作られる。
カルシウムや鉄、マグネシウム、ビオチンが豊富に含まれている。

海藻は全般的に食物繊維やミネラルが豊富ですが、種類によってはビタミンを多く含むものもあり、栄養素は大きく異なります。しかし、どの栄養素もスポーツをしている子どもの成長に欠かせないものばかり。目的に合った海藻をチョイスして、食卓に取り入れてみてはいかがでしょうか。

次のページ海苔を使ったお弁当おかずを紹介