冷凍保存で年中流通可能に

モズクは春から採れるとお伝えしましたが、具体的には4~6月が旬の食材です。しかし、「味付けモズク」は季節を問わず、いつでも売られていますよね。その理由をご存知ですか?

答えは、モズクが「冷凍保管できるから」。味付けモズクをいつも食べている消費者のために、年間を通じて安定供給しなくてはなりません。そのため、旬の時期の工場では、大量に作り込みが行われます。その際、すぐに出荷しない分は、旬のおいしさをぎゅっと閉じ込めるために冷凍し、保管しているのです。

ただし、ご家庭の冷凍庫で再冷凍するのは控えましょう。食品表示通りの保管方法・賞味期限を守ることが大切です。

糖質ゼロ、豊富な水溶性食物繊維

モズクは糖質量がゼロなので、減量目的のアスリートにはうれしい食材です。その上、免疫力を高めてくれる「フコイダン」という水溶性食物繊維の一種を豊富に含んでいます。さらに、βカロテンやビタミンB2といったビタミン類、マグネシウムなど、アスリートにとって欠かすことのできない栄養成分が含まれています。

味付けモズクで簡単!夏野菜の酢豚

黒酢モズクを使った「モズク酢豚」
黒酢モズクを使った「モズク酢豚」

今回紹介するのは、黒酢味の味付けモズクを調味料代わりに使って簡単に作れる「モズク酢豚」です。

豚肉に含まれるビタミンB1とモズクに含まれるビタミンB2は、夏バテ予防の効果が期待できます。さらに、黒酢には疲労回復効果のあるクエン酸が含まれているので、これからの暑い季節におすすめです。豚肉からタンパク質が摂れるのもうれしいですね。

味付けもさっぱりとしていますので、食欲が落ち気味でもおいしくいただけます。モズクの故郷、沖縄の海に思いをはせながら、酢豚を味わってください。

【提供=カネリョウ海藻株式会社】