カビ対策知識テストの答えと解説
A1 ×…カビは50℃以上でダメージを受けて繁殖力が低下するため40℃程度のお湯だとカビ退治をすることは難しいです。カビを退治するためには50℃以上のお湯をかけた方が効果的です。
A2 ×…重曹には「洗浄効果」はありますが、「殺菌、除菌」の効果はないため、カビを根元から取り除くことはできません。カビ掃除をする際には殺菌の効果があるクエン酸や、酢などがオススメです。
A3 ×…黒カビは、スポンジでこすっただけでは、目地などの奥まで入り込んでカビを除去できません。黒カビ退治にはカビとり剤の上からペーパーでパックし数十分置いた後に洗い流すと良く取れます。
A4 ×…せっけんカスもカビの栄養源となるため、カビを増やさないためにはきちんとせっけんカスも取り除くことが重要です。
A5 ×…「湿度(60%以上)」「気温(20~30℃が最適)」「栄養分(食べカス・人のアカなど)」の3つの条件がそろうとカビが発生しやすくなります。言い換えると、それらがそろわなければカビは生えません。
A6 ○…水を取り除いてあげることでカビが生えにくくなります。毎日水をふき取ることが難しいと思いますので、水切りの掃除用具などを活用する、また換気扇をなるべく長時間かけることをオススメします。
A7 ○…天井を掃除しない限り天井から降ってきたカビの胞子が原因で、いくら床や浴槽をキレイにしてもカビがすぐに発生してしまう悪循環に陥ってしまうため、掃除をする際には必ず天井もかかさず掃除することが重要です。きちんと天井も掃除してカビができにくい環境を整えましょう。
A8 ×…浴室に発生する「ピンク汚れ」の正体はカビの予備軍でなく「ロドトルラ」という赤色酵母で、カビの一種です。ロドトルラは、普通に空気中に浮遊している菌で水分のある場所を好むため、浴室はもちろんキッチンやトイレなどでも繁殖します。
A9 ×…冷房で使用した場合、フィルター掃除だけでなく送風機能を使ってエアコン内を乾燥させる必要があります。エアコン内の風通しをよくしてあげることでカビが増えるのを防ぐことができます。
A10 ○…カビは凍っているところだと発生しません。しかし製氷機の給水タンクはきちんと定期的に掃除をしていないと空気中にあるゴミなどがたまりその中にカビが生息してしまいます。その水が氷となり知らずにカビを摂取し続けてしまうと健康被害にもつながりますので、定期的に給水タンクの掃除は行った方がいいでしょう。
A11 ○…人の顔の皮膚や頭皮には、毛根や皮脂腺にすみつき、余分な皮脂を食べることで皮膚を酸性に保ち、細菌から皮膚を守ってくれる「マラセチア」という常在菌が生息しています。
A12 ×…ダニはカビを餌とするのでカビ対策を行っていないとダニも増えてしまう原因なります。また、カビはダニのふん、死骸を餌とするため、カビが多いところにはダニも多く、ダニが多いところにはカビも多いということになります。掃除をする際にはカビもダニも両方退治することが大事です。